HACCP(ハサップまたはハセップ)とは、安心・安全な食品を製造するための衛生管理システムです。はじまりは米国のNASA(米国航空宇宙局)で、宇宙食を製造するために取り入れられた方法で、今では世界各国の食品製造業界で採用されています。では、従来の方式とは一体どういう違いがあるのでしょうか。
 
●従来の方式(抜き取り検査)
一通りの製造が終了し、出来上がった製品からいくつか検査することで安全かどうかを確認していました。しかし、これでは検査していない製品が安全かどうかがわかりません。
 
●HACCP方式 
 
HACCPでは、ひとつひとつの行程に注目し、その工程で起こりうる危険を特定し、安全への対応が確認できたら次の工程へと進みます。そして一番重要な行程では、常に監視し、記録をとるなど細心の注意をはらいます。このように段階的に安全確認を行うことで、最終的に安全な製品が出来上がるという方法なのです。
 
 
弊社では、年に一回、外部のHACCP認証機関より審査員が訪れ、衛生管理がしっかりなされているか、記録はしっかり保存されているのか、問題が起こった際にどういった対応をとるのかなど、記録の精査や口頭での質疑応答を通して審査し、合格することでHACCPの認定を受けることができるのです。
 
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