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  ■壊血病(かいけつびょう)
 
ビタミンCは、微量ですが人間の生命活動には欠かせない栄養素です。では、そのビタミンCを摂れない状態が続いたら、私たちのカラダは一体どうなるのでしょうか。

ビタミンCがひどく欠乏すると、まずは皮膚の乾燥や脱力感があらわれ、その後、太ももなどに内出血の”あざ”が出てきます。さらに症状が進むと、歯ぐき、消化管などカラダのあらゆるところから出血し、最後は死に至ります。
これを「壊血病」といいます。
これはビタミンC不足により、タンパク質(コラーゲン)がうまく作れなくなり、カラダ中の細胞と細胞のつなぎ目が弱くなり出血していくという病気なのです。

とは言っても壊血病は大昔の大航海時代に流行った病気で、食べ物が溢れている現代ではあまり心配いらないと言いますが、一部の調査では偏食が多い現代人は、壊血病の一歩手前、慢性的なビタミンC欠乏症が大勢いると言われています。

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